1.敷布団のメリットは?
マットレスと敷布団は収納感覚に大きな違いがあります。
1-1【敷布団は折りたたんで収納できる】
敷布団は日本人の畳(たたみ)文化から生まれた寝具です。
欧米では靴のまま部屋を移動するので、ベッドが必要になります。
一方、日本では、1部屋を何通りにも使うので、家が省スペースにできています。
そのため押入れがあり、お布団は収納できるものになり、折りたためるのも当たり前なのです。
1-2【敷布団は厚みが薄い】
敷布団の表記は「横巾×長さ」しかありません。
マットレスは「横幅×長さ×厚み」となります。
敷布団は薄いので、マットレスと比べると収納も楽ちんです。
持ち運びはもちろん、折りたたんだあともそこまで厚くありません。
1-3【フローリングにも適している敷布団】
床がフローリングでも1枚で使える敷布団があったらよいですよね。
折りたためることが前提なので、薄くて、折りたためて、軽い、それでいて底つき感がない。
これらすべてが揃っている敷布団は既製品では見当たらなかったので、マイスターの私がフローリングでも1枚で使える敷布団をつくってみました。
それが櫻道ふとん店の「腰いい寝」「快眠の王」「カルカル木綿敷布団」「カルカル羊毛敷布団」「カルつよ敷布団」です。
2.フローリングの敷布団の湿気とカビ対策
湿気の怖さはカビを連れてきてしまうことです。
アレルギーを持っている方のなかには呼吸困難に陥る方もいます。また子どもの喘息の原因としてもとても有名です。
また、肺真菌症(はいしんきんしょう)といって、真菌(カビ)を吸い込むことで発症する感染症もあります。
これは結核に似た病気で、ステロイド、抗がん剤、免疫抑制剤などを服用している方は、抵抗力が落ちていて感染しやすいので要注意です。
カビない布団はありません。
また、カビはどんなところにも発生します。
お風呂場のブラインド、窓のガラス、ベッドのスプリングですらも。
フローリングに置く敷布団もそうですが、フローリング自体や畳もカビてしまう恐れがあります。
カビ菌には、湿気対策が一番有効です。
とにかく乾燥させることでカビ菌の繁殖を防げます。
布団を収納すれば毎日フローリングが乾くので、それだけでもカビ対策になります。
収納しない方も、布団を半分に折ったり、立てかけるなど、とにかく床やフローリング、畳を乾燥させましょう。
家族の健康、自分の健康のためにはほんのちょっとした心がけを続けること、おすすめします。
2-1【フローリングの敷布団を収納する場合、しない場合】
フローリングの敷布団では、収納する場合と収納しない場合で、湿気やカビ対策の方法が少し違います。
人は一晩にコップ1杯の汗をかきます。この汗は水蒸気として布団に放出されます。
また、敷きの方に3分の2、掛けの方に3分の1の割合で放出されるので、敷布団の方が湿気を多く吸い取ります。
この湿気が毎日積み重なってカビの原因になります。
素材によって少しお手入れの方法が違うのでご注意ください。
木綿はたくさん汗を吸いますが、自分で乾くチカラがあまりないので、天日干ししなくてはなりません。
木綿わたの敷布団を毎日収納する場合、2週間に1回は表40分、裏40分の天日干しをするとよいでしょう。
敷布団を収納しない場合は、1週間に1回は天日干しか、折りたたんで、フローリングや畳に風を当てましょう。
カビないふとんはありませんから、そのままにしておくとカビの心配があります。
また、木綿敷布団の下にウレタンマットレスや除湿シート、櫻道ふとん店の「ムレない敷マット」を敷くのも効果的です。
羊毛敷布団のはたくさん汗を吸い、乾くチカラが木綿の2倍るので、毎日収納する場合、1ヶ月に1回程度風通しのいい日陰で広げれば十分です。
天日干しなら、10分程度の裏表でOKです。
羊毛敷布団を収納しない場合でも、1週間に1回程度は同じように干し、フローリングや畳に風を当てましょう。
また、羊毛敷布団の下にウレタンマットレスや除湿シート、櫻道ふとん店の「ムレない敷マット」を敷くのも効果的です。
ポリエステルの敷布団は汗をあまり吸いませんが、自分で乾くチカラがあまりないので、天日干ししなくてはなりません。
ポリエステルの敷布団を毎日収納する場合、2週間に1回は表40分、裏40分の天日干しをするとよいでしょう。
ポリエステルの敷布団を収納しない場合は、1週間に1回は天日干しか、折りたたんでフローリングや畳に風を当てましょう。
また、ポリエステルの敷布団の下にウレタンマットレスや除湿シート、櫻道ふとん店の「ムレない敷マット」を敷くのも効果的です。
3.万病のもと「冷え」と敷布団
人は手足が温まり、体表温度が上がると放熱が始まり、からだの中の体温である深部体温が下がり、眠りにつきます。
この時、交感神経から副交感神経にバトンタッチし、脳内ホルモンが夜に出るホルモンに変わり、からだの修復やストレスの軽減、脳内の整理を始めます。
「冷えは万病のもと」とよく言いますが、眠っている時も体の周りが適温でないと、浅い眠りになってしまい、疲れが取れないばかりか、内臓や皮膚が修復されないので、疲労が蓄積されてだるくなったり、美容にも悪かったりします
フローリングに敷布団を敷いて使う場合、冷え症の方は注意しなければなりません。
健康のためには保温力に優れた敷布団を使うことをおすすめします。
日本は起伏に富んだ地形のため、寒い地域が九州や四国地方にもたくさんあります。
ここでは、敷布団の素材ごとに、その特徴に応じたおすすめの対策ご紹介します。
3-1【ポリエステル敷布団】
洗える敷布団の筆頭です。
ただし、布団の素材のなかでは保温性がとても低いので、冷え症の方、寒い地方や山間部にお住まいの方などにはおすすめできません。
冬は電気毛布、アンカ、または櫻道ふとん店の自然の遠赤外線を放出する「温泉敷毛布」を併用するとよいですね。
3-2【木綿わた敷布団】
天日干しされたばかりの木綿布団はとても暖かいので、日に干せる環境や手間があればとても優れた寝具です。
櫻道ふとん店の「カルカル木綿敷布団」は、中芯にプロファイルウレタンを使用し、その周りを木綿で巻いてあるので、フローリングに直接も1枚敷くだけでも十分な保温力があります。
なお、とても寒い地方にお住まいの方や冷え症の方は「温泉敷毛布」を併用するとより暖かいです。
3-3【羊毛敷布団】
既製品の羊毛敷布団は少し薄過ぎるため、2枚敷きにするか、マットレスとの併用をおすすめします。
素材としては、汗を吸って発熱し、自ら乾燥しようとするチカラが大きいので、敷布団に適した素材です。
櫻道ふとん店の「カルカル羊毛敷布団」なら、中芯にプロファイルウレタンを使用し、その周りを羊毛で巻いてあるので、床がフローリングでも1枚で十分保温力があります。
なお、とても寒い地方にお住まいの方や、冷え症の方には「温泉敷毛布」を併用するとより暖かいです。
3-4【低反発敷布団】
低反発の敷布団は湿気にとても弱いため、おすすめできません。
3-5【樹脂の敷布団】
「エアウィーヴ」に使われている素材です。
湿気対策にこれほど適した敷布団はないでしょう。ただ、あまりにも通気性がよすぎるため、冷えへの対策はゼロです。
また熱に弱いため、電気毛布やアンカ等の使用が禁止されています。
このタイプの敷布団の場合は、「エアウィーヴ」の上に櫻道ふとん店の「腰いい寝」か「快眠の王」を敷いて使うおすすめ。湿気とカビ対策になります。
フローリングにもおすすめの櫻道ふとん店の敷布団「腰いい寝」「快眠の王」
この2つは櫻道ふとん店自慢の敷布団です。
薄くて軽い上に、折りたたみができるため、毎日の押入れへの上げ下げがとても楽ちんです。
また、特許の「温泉綿」(トルマリン配合)は天然由来の遠赤外線を放出しますので、冷え性の方はぜひお試しください。
私の住んでいる御殿場市は富士山の麓なので、冬にはマイナス14℃などを記録します。
けれど、この敷布団を畳の上に敷き、「温泉敷毛布」を併用するだけで、電気毛布いらずの暖かさです。
フローリングでもおすすめの敷布団ですよ。
また、湿気も中にため込まないので、毎日きちんと収納すれば、日頃のお手入れは、部屋干しかたまに風を当てるだけです。
もちろん天日干しもOKです。
櫻道ふとん店の敷布団を干す場合は5分程度日に当てれば十分なので、お掃除ついでにできて楽ちんです。