1.敷き布団に必要な機能を満たす素材は何がいい?
敷き布団に必要な要素は
①キレイな寝姿勢をつくる敷き布団
②適度な寝がえりができる硬さ
③短時間で熟睡できる構造
の3つ。
また、そのほかの機能として、汗・湿気をコントロールし、保温をしなければなりません。
では敷き布団の素材は何がいいのでしょうか。
敷き布団はからだを支えなければなりません。
羽毛などやわらかい素材は、からだを支えるだけの反発力が少なすぎるため、敷き布団には向きません。
冒頭の敷き布団に必要な要素①②③を主体に、敷き布団の素材は何がいいかを考えるときのポイントをお伝えします。
この記事では
天然繊維素材
①木綿
②羊毛
化学繊維素材
③ポリエステル
④樹脂
⑤ウレタン
をとりあげます。
1-1【敷き布団の素材は何がいい?<木綿わた>】
天然繊維素材の代表、木綿わたの特徴をみていきます。
1-1-1《木綿わたの敷き布団はムレない》
天然繊維素材の木綿わたは、ポリエステルの汗を吸う力が1だとすると、その20倍も汗を吸います。
だから木綿わたの敷き布団はムレません。
1-1-2《綿わた素材の敷き布団は日干しするとふくらむ》
天然繊維素材の木綿わた敷き布団の最大の特徴は、日に干すとふくらむという点です。
お日様の香りが欲しい人にはたまりません。
余談ですが、
私の父親の生まれた家が、富士山頂上で山小屋を経営しています。
私も子供のころから夏休みには、山小屋へお手伝いに行ってました。
富士山頂上で山小屋では、晴れると布団干しが始まります。
干したての木綿わた敷き布団はとても気持ちよく、ぐっすり眠れたのを思い出します。
この日に干してふくらむ復元力は、木綿わた敷き布団にしかありません。
木綿はたくさん汗を吸いますが、自分で乾かすことが出来ないため、天日干しが必要になります。
でも、湿って乾いての繰り返しで、糸が絡み、硬くなり、天日干しでも復元しなくなるときが来ます。
このときに、布団の打ち直しをすると復元します。
1-1-3《木綿わた素材の敷き布団は中高式でキレイな寝姿勢》
木綿わたの敷き布団には歴史があり、私たち職人は腰の部分に多く綿を入れてつくる伝統を引き継いでいます。
人体は腰の部分が一番重く、体重の43~45%が腰の重さです。
昔の職人さんもこのことを知っていました。
敷き布団の真ん中を高くつくることを「中高式」と云いますが、これによってきれいな寝姿勢がつくれます。
ただし、布団職人さんの腕次第のところもありますので、国家検定士のいる布団屋さんでつくってもらいましょう。
1-2【敷き布団の素材は何がいい?<羊毛>】
天然繊維素材の羊毛は、獣毛ならではの特徴がポイントです。
1-2-1《羊毛素材の敷き布団はムレない》
天然繊維素材の羊毛・ウールは、ポリエステルの40倍湿気を吸います。だから羊毛敷き布団はムレません。
1-2-2《羊毛素材の敷き布団は保温力が高い》
北海道では羊を養殖していることから、昔から羊毛の敷き布団を使ってる人が多いです。
天然繊維素材の羊毛・ウールはスケールという、うろこ状になっている組織が繊維についています。
羊毛のスケールは、人の髪の毛のキューティクルに似ています。
このスケールは、湿気を吸うと広がり、自分で乾燥させようとします。
この広がって乾燥させようとするときに発熱します。
そして、乾燥すると閉じます。
動物性たんぱくは、このように、発熱するものが多いので、シルクや羽毛も同じように発熱します。
この発熱する仕組みを取り入れたのが、防寒用のヒート繊維です。
1-2-3《羊毛素材の敷き布団は弾力性が高い》
天然繊維素材の羊毛・ウールは、木綿よりも1本の繊維が太いため、弾力性が高く、羊毛敷き布団は寝返りも楽です。
ただ、日に干してもふくらみません。
羊毛についているスケールが、伸縮でからまり合った繊維をほどきにくくします。
それでも天然繊維素材のなかでは、敷き布団が薄くなっても、しっかりとした寝姿勢を保てます。
なので、羊毛敷き布団を手作りすれば、理想の「中高式」で敷き布団をつくることができます。
ただ、既製品になると平面か、安価な敷き布団だと布団の周囲ばかりに綿が詰まっています。
1-3【敷き布団の素材は何がいい?<ポリエステル>】
化学繊維ポリエステル素材の特徴を見ていきます。
1-3-1《ポリエステル素材の敷き布団は弾力性が高い》
化学繊維のポリエステルは、繊維の太さを調整できます。
敷き布団用には太い糸、掛布団用には細い糸を使うことが多いです。
また、化学繊維は湿気を吸いにくいため乾湿で糸が伸び縮みせず、絡まりにくいので天然繊維素材よりつぶれにくい素材です。
1-3-2《綿混・羊毛混のポリエステル素材の敷き布団》
化学繊維のポリエステルは、湿気を吸いにくいので汗をあまり吸いません。
そこで、天然繊維素材と混ぜると、ポリエステルが天然繊維素材のつぶれやすさを補ってくれ、天然繊維素材がポリエステルの欠点である汗を吸いにくい部分を補ってくれます。
また、ポリエステルだけでは保温力がありませんが、天然繊維素材と混合することで保温力もアップします。
そして、この化学繊維と天然繊維素材の混合敷き布団は、打ち直しができます。
1-4【敷き布団の素材は何がいい?<樹脂>】
樹脂素材の敷き布団の代表が「エアウィーヴ」です。
1-4-1《樹脂素材の敷き布団は高反発》
樹脂素材の敷き布団は、樹脂をインスタントラーメンのように固めてつくってあるので、糸の太さにより硬さを変えられます。
敷き布団に使用されている樹脂素材は高反発で、ポリエステルの綿や天然繊維素材より寝姿勢を保てます。
1-4-2《樹脂素材の敷き布団は通気性がよい》
樹脂素材は、暑苦しい夏にムレが気にならず、さらりとしていて涼しい繊維です。
カビにも1番強い繊維ですが、冬は通気性が高すぎて寒いです。
また、樹脂素材の敷き布団は、電気アンカや電気毛布の併用ができないため、春夏秋用向きで、冬はなにか違う素材の敷き布団がよいです。
1-5【敷き布団の素材は何がいい?<ウレタン>】
ウレタンは敷き布団の素材として優れています。そのわけは?
1-5-1《ウレタン素材の敷き布団は保温力がある》
ウレタンは、建築用資材や車にも使われるほど断熱性が高い素材です。
床の上にウレタンの敷き布団を1枚敷くだけでもあたたかいのは断熱性のおかげです。
1-5-2《ウレタン素材の敷き布団は反発力、復元性が高い》
ウレタンは、化学製品のため、硬さは自由自在。
また、復元性も高く、敷き布団のへたりの耐久性もコントロールできます。
1-5-3《ウレタン素材の敷き布団は加工が楽》
ウレタンは、凸凹加工や3次元加工ができるため、さまざまな形ができます。
寝返りが楽に打てるように、敷き布団の凸凹の形も自由にできます。
2.敷き布団の歴史から、素材は何がいいか考える
日本の敷き布団の原点は藁(わら)布団です。
実は昭和の時代まで結構使われていましたが、のみやダニがたくさん出てしまいますので、あたたかくなると大変でした。
わらの敷き布団を整えたのが畳です。
平安時代からのようですが、畳は元々寝具だったのです。
また、麻も布団として使われていました。
麻の布団は主に掛寝具。
その名残りがふすまです。
畳もふすまもお金持ちの印で、庶民は家屋に障子が張れればよいほうでした。
素材は何がいいかを考える選択肢もなかったことでしょう。
さて、現代のように木綿わたを布団に使うようになったのは、江戸時代のようです。
昭和に入り、ほとんどの人が木綿わた敷き布団を使うようになり、北海道では羊の飼育が盛んでしたので、羊毛わたの布団を使っていました。
バブル期になり、羊毛を世界から輸入し、羊毛敷き布団のブームになりました。
それにともない大量生産の羊毛敷き布団がたくさん出回り、ときを同じくして、掛布団は羽毛がブームになり「敷は羊毛、掛は羽毛」のセットがたくさん販売されました。
この時代は、健康のために布団の素材は何がいいかと選ぶ人は少数派で、敷き布団の素材もブームに乗って流行りすたりができることが多かったわけです。
現在では、ウレタン製品や樹脂などを主体に、健康を意識した機能性敷き布団がたくさん販売されています。
3.複数の素材を組み合わせた敷き布団の構造と特徴
化学繊維のポリエステルは、天然繊維素材と混合すると、それぞれのよさが発揮されます。
湿気や汗を吸いにくいがつぶれにくい化学繊維のポリエステルと、つぶれやすいけれど湿気をよく吸う天然繊維素材を混合すると、つぶれにくく、汗もしっかり吸い、復元力も増す素材に生まれ変わります。
ただし、混合比率を間違えると短所ばかりが出てしまうので、そこはプロの経験がものをいいます。
JIS規格や家庭用品表示法では、混合率の低い順に記載しなければならない項目がありますが、これに従うと混乱を招きます。
たとえばポリエステル90%、綿10%の混合比率だと、ほとんどポリエステルの特徴ばかり出て、汗を吸いません。
ムレて気持ちのよくない繊維になります。
しかし、表示は「綿混敷き布団」となります。ポリエステルに綿が混じっているのです。
反対に綿80%、ポリエステル20%の混合比率だと、ほとんど木綿の素材でできているので、しっかり汗を吸います。
しかし表示は「ポリエステル混敷き布団」となります。
なんとなくイメージが違いますよね。
購入時には素材は何がいいかをよく考えて、表示に「混」の字をみたら混合比率も確認したいものです。
さて、この混合比率、各布団屋さんでも違います。
ポリエステルの繊維の太さや木綿の産地もその店独自で選んでおり、明確な基準がありません。
布団マイスターの経験から、木綿わたの場合、綿60%・ポリエステル40%〜綿80%・ポリエステル20%の混合素材はつぶれにくくて保温力があり、湿気にも強い敷き布団になります。
羊毛の場合、手づくりで羊毛を混合して研究できるところはそんなにたくさんありません。
羊毛わた自体をつくれないし、つくってもその羊毛わたを手で入れる技術があまりないからです。
ですから、大量生産の機械を持っている布団屋さんでない限り、試したこともないと思います。
羊毛わたは、羊毛にポリエステルを20%混合するだけで、2倍くらいふくらんでしまいます。
既製品の羊毛敷き布団の表示を見てみてください。
ほとんど羊毛50%・ポリエステル50%です。
この混合だと、ほとんどポリエステルの性質しか出ません。
また、羊毛と聞くと高級品に思えますが、羊毛は3000種類くらいあり、そのなかの1つの品種をとっても、ポリエステルより安い羊毛があります。
羊毛の原料を見ると、安いものにはわらが混じっていたり、洗浄がしっかりしていなくてにおうものもあります。
このような羊毛はポリエステルよりも安く買えます。
ウレタン素材に天然繊維素材を巻いたり、櫻道ふとん店のように、特許の綿を巻くというのも、素材の役割を考えたもう1つの方法です。
この場合もポリエステルと天然繊維素材の混合と狙いは一緒です。
からだを支える力はウレタンに任せて、湿気や肌心地は天然素材のわたに任せるという素材を生かした敷き布団になります。
からだのために素材は何がいいかを考えてつくっているのです。
4.からだにいい敷き布団の素材は何がいいの?
敷き布団に求められる機能は、単一の素材ではまかなうことがむずかしいです。
櫻道ふとん店では、好きな硬さ、形状、耐久性を調整できるウレタンに、天然繊維や特許の綿を使用して、今までになかった敷き布団を製作しております。
おすすめ素材は、なんといっても超高反発のプロファイルウレタンと特許「温泉綿」(トルマリン配合)です。
超高反発は、通常の高反発ウレタンより硬く、長持ちします。
そして、プロファイルという凸凹加工をかけると、からだを点で支える敷き布団になります。
人は点で支えられて眠ると早く深く眠れます。
また、指圧効果も加わり、血行を妨げない眠りができて、寝返りも楽に打てます。
さらに、特許「温泉綿」(トルマリン配合)はそのトルマリン効果により、電気も使わずに遠赤外線を放出します。
その効果で、冬に手足が冷たくて眠れないことがなくなります。
また、遠赤外線は筋肉をやわらげ、疲れを早く取ります。
そして、木綿わたや羊毛やポリエステルなどの繊維よりも放熱性が高いため、なんと夏に涼しく眠れるのです。
正確には遠赤外線がからだに届きますので、からだを芯からあたためながら、皮膚の温度だけを下げるのです。
この「温泉綿」の下には、超高反発のウレタンがありますので、「あ~涼しい」とまではいきませんが、木綿や羊毛ポリエステルの敷き布団よりは、断然気持ちよく眠れます。
また、遠赤のおかげでいつもサラサラです。
この櫻道ふとん店の「温泉綿」は、「肩こり」「冷え症」「若返り」で特許を取得しています。
5.櫻道ふとん店のオリジナル素材「温泉綿」を無料のお試しで体感してみませんか?
2つの方法で、自分自身のからだを使って素材は何がいいのかお試しください。
どちら無料でお試しいただけます。
5-1【敷き布団のオリジナル素材「温泉綿」の無料サンプル】
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②ひざ、四十肩・五十肩などの直接痛いところに当ててみて。スポーツで痛めた箇所にも。
③立ち仕事でむくんだ足首などに巻いてみて。
④何度も洗ってボロボロになったらお花を入れた花瓶に入れてみて。
⑤足に巻き付けて階段をのぼって疲れ具合をみて。
5-2【オリジナル素材「温泉綿」の敷き布団を自宅で無料レンタル】
「温泉綿」は特許を取得しています。
特許の審査にあたり、冷え症、肩こり、老化の軽減を科学的に証明してありますが、効果として記述することは薬事法上できませんので、あしからず。。。
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新陳代謝があがると、健康的によいことがいっぱい。
もちろん感じ方には個人差がありますし、あなたに合っているかどうかはあなたにしかわかりません。
購入するかどうかは、試して納得して、ご自身でお決めください。
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